ドル円の為替レートを予想する

現在の世界経済にはクレジットリスクが非常に台頭している。現在私は為替相場のレート変動を狙うFXをしているが、ユーロ安、ドル安、円買いで含み損を抱えている。しかし信じている。為替相場がそう遠くない将来、円安にむかうことを・・・

ドル安は変わらず、1ドル55円もありうる

今後の為替市場の大きなテーマの変遷として欧州の債務問題から、米国における種々の問題への回帰を想定したい。今年はギリシャレアイルランjド、ポルトガルの債務問題で始まったものの、5'月までは米国覇権の揺らぎ、米国の債務問題を重視したドル売り相場で推移した。その後、先進国経済の減速が強まり、結果として欧州の債務問題を浮かび上がらせることとなり、相応のユーロ売りを招いた。それは金融市場の縮小、「店じまい」を招き、新興国売り、商品相場売り、資源国売りとなった。その結果、米国債、ドル通貨、一部には米国株といったドル資産への資金流入という、米国の置かれている状況を考えるに真逆の投資行動を正当化させてしまった。

 

今後は、さすがに欧州の債務問題についてユーロ圏はそのパラパラな財政、予算策定については、擬似的、過渡期的なものであっても、1つの「財布勘定」にする工夫をする問題へと市場参加者の目を向かわせるごとになると考える。2012年は米国大統領選があり、オバマ大統領は製造業団体の支持を得るべく、すでに10年の段階で5年間で輸出を倍増する計画を謳っている。つまり「意図した、自発的なドル安指向」を示すことだろう。一方で、すでに保有し過ぎたドルのバランスを取ろうとする各国の動きも自明であって、米国は「意図せざる、受け身のドル売り」という波状攻撃も被ることとなろう。

 

したがって、ドル・円相場についてはこれまで同様にドル売りの結果としての円高という流れは不変である。水準に関して言えば、米国の前の覇権国であった英国において、ポンド・円が第2次大戦後の1949年に1008円近くあったものが約11% (約10分の1)という掛け目の水準になるまでポンドは減価した。これを360円で変動相場へ移行したドル・円相場に当てはめると36円近くに減価してもおかしくないのだが、英国と比較した場合、政治、経済、軍事面での米国覇権の強さを考えるに、その半分の5分のiの掛け目で算出される72円、5円刻みのレンジでは70〜75円はすでに射程圏内にある。そこで65〜70円とレンジを引き下げ、その中心値の67.5円を中央として、下限は55円。上限は80円といったところに目線を下げて見ておきたい。

 

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今後の株式、為替相場も膠着感の強い相場展開が続くことになろう。19日の米国株市場は米連邦準備制度理事会(FRB)で、景気見通しについて「不確か」との認識が示されたことをきっかけに下げに転じている。欧州株市場は欧州債務危機の解決策が合意されるとの楽観が広がり、上昇して引けているが、ギリシャで最大規模のデモなどもあって警戒感は強い。ムーディーズなどによる欧州銀の格下げが相次ぎ、EUに債務危機の早期解決を求める圧力が強まるなか、23日のEU首脳会議での具体策などを見極めるところである。FXのユーロ安、欧州株安は当面続きそうだ。